このブルーテックキャンターでは悪名高きフィアットエンジン4P10搭載の車でテストを行なってみました。
今回何を行うのかと言いますと、NOXセンサーやEGR、DPFと言った排ガスをクリーンにするパーツを極端な話ですが、全て取り外ししてしまおうという試験を行いました。
取り外すとエンジンにはメリットがたくさんありますが、環境にはデメリットです。
ですが、データとして試験的にテストを行いましたので、参考までにご覧ください。
NOXセンサーやDPFは故障するとかなり高価な部品になりますので、センサーの感度を変換してDTC(チェックランプ)を点灯させないといった作業も可能です。
NOXセンサー・EGR・アドブルーのカプラーを抜いてみました。
当たり前の事ですが、チェックランプが点灯します。
このチェックランプが点灯しないように魔法をかけていきます。
エンジンを制御しているECU、人間で言うと脳みそと同じで、エンジンをコントロールしています。
ここから各種コントロールユニットとコミュニケーションを行い、張り巡らされたセンサーの情報を元にコントロールを行なっています。
センサーからの情報がおかしかったりすると、チェックランプをメータに点灯させてドライバーへ警告する仕組みです。チェックランプが点灯していると車検にも受かりませんし、場所によってはフェイルセーフ(安全装置)が作動してこれ以上故障が酷くならないようにエンジンをセーブしてしまい、まともに加速しないなどの制御を行なってしまう場合もございます。
今回は極端にNOXセンサー、DPF、アドブルーを取り外す作業ですので、燃料やDPFの制御を編集したチューニングファイルに書き換える必要がございますので、それを行なっていきます。
取り外したECUから、万が一に事もございますので、一度フルでバックアップを行います。
これで万が一の事があっても復旧ができます。
その後、編集したフラッシュファイルを読み込ませる作業を行います。
ECUによって読み込む、書き込む際に器具を取り付けますが、その位置が決まっています。
これを間違えると、ECUが飛びますのでビビりながら、細心の注意を払いながら作業を行います。
ここが一番緊張するかもしれません。
編集したフラッシュファイルを読み込ませます。
全て英語なので、わからない単語もかなり出てきますが、今は翻訳してくれるアプリもあるので、助かっております。
ECUのプログラムの中身はまるで映画マトリックスのようなあの緑のアルファベットの羅列みたいなものが永遠と流れます。これを理解するにはかなり時間がかかります。
この車はフレームの裏側にコントロールユニットがついており、しっかりと撮影は出来ませんでしたが、こちらがNOXセンサーとなっております。
メルセデスベンツやBMWなどの欧州車ではかなりの故障数で当社でも何台も入庫がございます。
余談ですが、某メルセデスディーラーのNOXの交換は3回チェックランプが点灯したら交換だそうです。
点灯するのが当たり前のような言い方ですが、これには驚きました。
それくらいメルセデスベンツではNOXの故障が頻繁に起こると言う事でしょう。
しかも約7万円〜10万円するくせに、納期未定の欠品だそうです。
どうにかならないものかとこちらと同じような方法で多くのお客様に対策をさせて頂いております。
この対策を行なうと交換してもまたすぐ故障してしまったと言うお客様も多くいらっしゃいますが、そのような心配から解放されます。
各種DPF関連のカプラーとNOXセンサー、EGR関連のカプラーを取り外しを行います。
これで完全に無いものとなりました。
輸出業者様からの依頼ではこのままだとDPFが詰まってしまいますので、対策用のタイコに交換を行なって引き渡しをさせて頂いております。
チューニングしたファイルを使っていますので、エンジンチェックランプも点灯しません。
このファイルはテスト用なのでイモビライザーも取り外しを行なっています。
なので、普通の鍵だけでエンジンがかかります。(防犯上オススメはしません)
これにてテストは終了です。
このようにNOXセンサーやアドブルー、DPF取り外したり、故障したECUのクローンを作ったり、このような作業も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
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