今回はメーターにチェックランプが点灯しているので修理して欲しいとの依頼です。
コンピュータースキャンを行うとブレーキ関連にエラーが出ていましたが、ブレーキを踏むとプシュプシュ音がしていましたので、場所を特定すると、ブレーキブースターより音がしていました。
こちらはかなり高価な部品で、約18万円程したと記憶しています。
お客様にお伝えすると、中古は無いですか?距離も距離なので、そこまでお金をかけない方法を探してほしいとの事でした。中古サイトや中古業者に依頼をかけますが、CT用はありませんでした。
そこで、球数のある、アクアやプリウスの物を探すと出るわ出るわで大量にありました。
ですが、そのままでは使用できません。機械的なものは同じですが、基盤が違いますので、基盤を移植する内容でお見積りを作成すると、そちらでお願いしますとオーダーをいただきましたので、作業を紹介させて頂きます。
メータを除くとまるでIGオンのようなチェックランプの数です。こんなエレクトリカルパレードな状態では、集中して運転も出来ません。
普通のガソリン車と違ってエンジンが止まったりかかったりしているハイブリッド車では、普通車のようなエンジンが作り出す負圧を利用したマスターバックでのブレーキの重さの補助は出来ません。
ハイブリッドではエンジンの代わりに別にポンプを設けて補助しております。
今回はこのブレーキブースター本体よりエア漏れが発生してエラーが出ていますので、最悪ポンプまでも壊してしまいますので、早めの処置が必要になります。
これを丸ごと外すので知恵の輪のように外していきます。外しやすいように、エンジン回りの部品やワイパーカウル、ワイパーモーターなども外していきます。
プリウス用のブレーキブースターとレクサスCTのブレーキブースターです。
見た目はほぼ一緒ですが、このまま取り付けると恐らく今までより余計なチェックランプが点灯するでしょう。
基盤を移植する準備を行なっていきます。
この基盤は簡単なようで難しい作業です。ハンダに慣れている方なら出来ますが、ダブルハンダとなっており、上側と下側で二重にハンダされていますのでかなり骨を折ります。
チップなどに損傷があるといけませんので、慎重にハンダを剥がしていきます。
純正風にこだわっておりますので、ハンダ付けも分からないくらいまで綺麗に行なっていきます。
どうですか?脱着したのかわからないくらいまでのクオリティに出来ました。
これが不十分だと振動で、ハンダが割れて再びチェックランプの点灯やコミュニケーションエラーなど起こす可能性があります。
全て逆の手順で戻して、エア抜きを行いメーターを確認。
無事にチェックランプが消えました。良かったー!!
今回は中古ブレーキブースターの基盤移植のご紹介でした。
ご用命ありがとうございました。
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