今回は中古車販売店様よりご依頼です。
納車してからのトラブルのようで、他社で直したみたいですが、直ぐに再度点灯してしまったようです。
最近ではようやくメーカーの方で対策プログラムのリコールが発表されましたが、対策してもどうなるのやらです。
部品は高額、納期は未定、交換しても直ぐ壊れる。
これは困り物です。
今回は鈍化を行い、NOXのコミュニケーション自体は取り除かず、鈍化をすることによってエラーを消して行きます。
220dで使用されている定番のエンジンですが、排気量は小さいにも関わらす下から力のあるフィーリングで、上のV6クラスにも劣らない性能を持ち合わせているエンジンですね。
メンテナンス性もベンツは考慮してくれているので非常に助かります。
話を戻してエンジンカバーを外して、ECUを取り外して行きます。
AUTELでコンピューターの故障コードを確認すると、コミュニケーションに障害があるようですね。
データモニタでセンサーの動きもモニターして対策を練ります。
エンジンカバーを外すとECUが出迎えてくれます。
何とも思い切った配置です。エアクリーナーのハウジングに突っ込んで固定する形となっております。
これはエアクリーナーに突っ込む事で冷却効果を高める設計です。過去にM272などのガソリンエンジンでは、ECUがエンジンの真ん中に配置されていて放熱出来ずECUが壊れる事例が多くありました。
AMGなどのスポーツモデルでは水冷式のECUもございます。
OBDでも読み取りがこちらの車は可能ですが、僕は安全にBENCHというECUの端子に直接接続して読み取る方式が好きです。
専用のソフトを使用して、ECU内部を読み込んでいきます。読み取るファイルには、大きく分けて二つあります。
セキュリティ関連のファイルEEPROMファイルとエンジン制御関連のフラッシュファイルがあります。
今回はフラッシュファイルを編集してNOXのファイルを最適化していきます。
NOXのファイルを最適化したファイルをECUに書き込みます。
その後車両に取り付けを行い、エンジン始動。
再度コンピュータースキャンを行い、その中のデータモニタを確認してNOXの数値を確認します。
無事にNOXのコミュニケーションを確認して、試運転、エラーコードの確認を行い、作業終了となりました。
20kmのテストドライブを終え、最終確認の為コンピュータースキャンを行います。
ご覧の通り、ECUの故障コードは無くなりました。これで再度点灯する事も無くなりましので、安心してお乗りいただけます。
ご利用ありがとうございました。
現在多くの自動車保険にレッカー搬送サービスとレンタカー特約が付保されています。エンジンチェックランプ点灯や異音などでももちろん適応ができます。
保険料も上がる事なく、お客様の時間や燃料、高速費を犠牲にする事なく修理が可能です。特約にあれば、レンタカーを出す事も可能です。
また、AdBlue関連については、’’残り100kmでエンジン始動が出来なくなります。’’と言うメッセージが出てたしても、途中で急激に減少した事例もございますので、無理をせずご相談ください。
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