千葉県我孫子市にお住いの方より、ベンツのトルコン太郎 ATF圧送交換のご依頼を受けました。
リフトで上げた後に、ドレンボルトから旧オイルを排出致します。排出したオイルは後で測りますので、違う容器に移しておきます。
ストレーナーの中にはフィルターがありますが真っ黒ですね~。こちらの黒い部分の元は汚れの他に鉄粉なども含まれています。主な鉄粉の回収にはオイルパンのマグネットが回収しておりますが、こちらの車両は距離も浅いためそこまでの鉄粉の付着は有りませんでした。
ひどい車はウニのようになっています。
汚れたオイルパンは専用クリーナーで洗浄致します。すぐ汚れてしまいますが、神経質な僕はとりあえずリセットを行います。右側は新品ストレーナーになります。
トルコン太郎に接続するため、専用のアタッチメントを装着し機械に接続致します。
エンジンを始動するとトルコン太郎のモニターに今、車に流れているオイルが勢いよく回ってきます。
真ん中のモニターがそうなんですが、真っ黒なのがお分かりいただけると思います。
トルコン太郎でどんどん洗浄を行っていきます。10LWAKO'S S-Sで一気に回していきます。
一番右側の画像が一回目の洗浄工程を終えた画像ですが、少し透けてきたのが分かります。
本命オイルのWAKO'S P-Sに入れ替えて再び10L圧送交換をしていきます。
かなり色味が凄い事になってきました。
落ち着いた所で、SOD-1plusを7%添加致します。
こちらはレベルゲージで油量調整を行うのですが、この年式のベンツの場合はレベルゲージが車両についていませんので、当社のレベルゲージでレベル調整を行います。
どちらの画像も右側をご覧頂きたいのですが、右側はミッションに流れているオイルの状態を示しています。
お分かりの通りこんなに違います。また逆を言えば、20Lも交換しないとここまで綺麗になりません。
ロードテスト・コンピュータースキャンを終えて納車となります。
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